空手道 高田道場の高田です。
本日は、東日本実業団空手道連盟の形講習会に参加しました。全日本空手道連盟から、四大流派ごとの各先生を派遣頂き、約3時間の稽古でした。剛柔流は、全日本空手道連盟剛柔会聖心館の竹川先生にご指導頂きました。
まず、形以前に、技を出すときのとても重要で、一方で時にできてない、基本中の基本を教わりました。
- 息を止めず、息を吐く
- 下を向かず、目を見開く
- 気合は長く伸ばさず、短く瞬間的に
また、重心を低く保つこと(重心を低くすることで体感体重が3〜5kg変わる)、気を入れること(セーパイの最初を例に。腕が動かず、引っ張られても動じなくなる)、脱力して息を吐き感謝を気持で臨むこと(正座した状態で相手に手を押さえられても持上げられる)、と言った点のご指導は、自分にとって新しい発見でした。
参加者への敬意をベースにされつつ、基本を大事にして、時に上記のような驚きのあるネタを仕込んで来られる竹川先生の指導は、とても楽しく、心地良いものでした。今回は、サイファとセーパイの指導、また、サンチンの実演をして頂きました。
あと、これまで学生時代も含めて長年、空手を修行してきましたが、精確な前屈立ちの足の位置の定義は、今回初めてお聞きしたように思います。それは、後ろ足のヒザを地面に付けて、後ろ足のヒザと前足のカカトの間が拳一つ、という定義でした。これまでは、肩幅の倍とか、自然にニ歩とか、それぞれ十分に有効な教え方で習って来ましたが、検証可能で精確なのは、初めてでした。