習志野市 東習志野のこども空手教室、空手道 高田道場です。
高田道場では稽古の中で、基本・移動稽古に加えて、ミット打ちをほぼ毎回実施しています。ミット打ちは、初心者にも分かりやすくて、ストレス解消にもなります。もちろん、上級者も、特に組手の稽古には、なくてはならない稽古メニューです。
ミット打ちとは?
ミット打ちは、キックミットに対して、実際に、突き・蹴りを当てます。ミット打ちをすることで、突き・蹴りが当たる瞬間の、体の締め方・力の伝え方がより具体的に分かります。また、基本や移動ではうまくできていなかったことが、実際に当てて力を伝えることを通じて、「自然と」できてしまうこともあります。
キックミットは、相手の突き・蹴りを受けるための、手・腕に持てるサイズのミットです。突き・蹴りの打ちごたえを感じられるくらいの固さと、一方で、技を出す側も受け手側も(あまり)痛くないくらいの柔らかさ、衝撃吸収性がある素材でできています。手に持つ、小さいサンドバッグのようなものですね。
ミット打ちのポイント
ミット打ちでは、たとえば、
- まず最初は、基本に忠実に「正しい形」で行い、
- 次に、形はある程度無視して、「全力で」力強く行い、
- 改めて、「正しい形」で、速く・余計な動作をせず・ガードを崩さず、「スキを作らない」
といったように、同じレッスン時間の中でも、各回ごとにテーマを決めて、実施することが大事です。もちろん「力強くて、スキのない」突き・蹴りが理想ですが、そうするためには、最高に「正しい形」でやってみることと、最高に「全力」でやってみることの両方をして、その感覚や技を擦り合わせて行くことになります。どっちつかずで漫然とするのではなく、「正しい形」「全力」「全力の中でできるだけ正しく」など、しっかりテーマを決めて取り組みましょう。
その他のポイントは下記です。上記したように、各回でテーマを決めながら、最終的には、ひとつひとつの技を、組手試合に臨んでいるような緊張感と完成度で、実施できるようにしましょう。
- 相手の正面に立ち、ミットというより、相手を見る
- ミットの中心に、速く、強く当てる
- 予備動作を少なくし、ガードを維持する
また、ミットを受ける側のポイントは下記です。ミットの受けをうまくできると、攻撃側にとっての稽古の質が向上します。道場生同士で交互に持ち合う時は、注意しあいながら、上手にできるようになっていきましょう。
- 体の近くに構える
- すばやく、適切な位置・角度に構える
- 構えたら、当たるまで動かさない