習志野市 東習志野のこども空手教室、空手道 高田道場です。
移動稽古で初めに稽古するのが、この正拳中段追い突きです。移動稽古は、「一、ニ、三」の号令に合わせて技を繰り出し、「回って」の号令で180度転換、再度、「一、ニ、三」で技を出し「回って」で1セットです。「三」の号令のときに、大きな気合(セイッ)を出しましょう。
正拳中段追い突きのポイント:
- 前方から目を離さず、大きな声で気合を出す
- 前屈立ちを忠実に、前足は常にまっすぐ前に、腰の高さを一定にする
- 一歩ずつ、前に出る時に腰を貯めて、前に出たあとに鋭く突く
- 突く位置は水月(すいげつ。いわゆる、みぞおち)
前屈立ちで構え、左腕で下段払いをしたところ。この姿勢から始めます。
号令「一」の途中。上半身は固定したままで、右足を一歩前に出します。右足が前に出て、右上半身が後ろに引っ張られるような形になるので、「腰が貯まり」ます。右腕の前腕を矢に見立てると、弓を引いたような状態になります。
号令「一」で突いたところ。腰を回転しつつ、水月(すいげつ。みぞおちのところ)を狙って、前腕をまっすぐに突き出し、正拳突きをします。
号令「二」で突いたところ。号令「一」と同じく下半身主導で、今度は左足で一歩前に移動した後に、左の正拳突きを突きます。
号令「三」で突いたところ。動きは号令「一」とまったく同じです。突くときに、大きな声で気合を入れます。セイッ!
「回って」で、方向転換する途中。後ろ足(左足)をスライドします。
方向転換したら、下段払いの用意をして、
下段払いをします。
方向転換をしたら、同じく「一二三」で正拳で中段突きをして、「回って」で再度方向転換して、元の位置に戻ります。
この前足側で突く突き方を「追い突き」と呼びます。「追い突き」での立ち方、腰の使い方は、その他の同じく前足側で技(受け、手刀顔面うち、ヒジ打ちなど)を出す移動でも、基本的には同じです。なお、逆の腕で突くのは「逆突き」と呼び、その場合は腰の使い方が異なりますが、それでも、しっかりとした下半身に腰を使って技を乗せていくのは共通です。
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